ivyFPoffice’s diary

FPのひとりごと

お盆といえば

8月15日です。

お盆ですね。

生まれも育ちも長崎の私にとって、お盆といえば爆竹&ロケット花火です。

送り盆の夕方になると、墓所のあちらこちらでヒュー、パン、バババン!!!

街中での精霊流しは、耳栓必須で、バババババン!!!!!!!!

 

ご先祖様のあの世への帰り道、音と火薬臭で魔除けをするー。

就職で長崎を離れるまで、全国行事だと思っていました。

他の地方の風習も調べてみたいものです。

 

さて、今年は久しぶりに親族と過ごされた方も多いのではないでしょうか?

子供の成長の早さに驚いたり、行きつけだったお店が閉店していたり、

少し老いた親の姿に不安になったり、でも、いつも通りで安心したり。

 

楽しい時間の中で、ちょっと考えてみましたか?

看護、介護、実家の相続、墓じまい。

近い将来発生するであろう問題は、希望的良いイメージにすり替えられて

「そのうち」「何とかなる」「縁起でもない」「大丈夫」

という言葉で封をされがちです。

悪いイメージはしたくない。

誰だってそうですよね。

 

これまで受けた相続や死後整理に関するご相談の半分は、発生後の相談でした。

FPは、士業ではないので、書類の作成等はできません。

FPには、相続発生後の問題を解決する術はありません。

せっかくご相談いただいたのに、お力になれないことばかり。

本当に悔しいばかりです。

 

今のうちに、話し合っておく。

想いを伝えておく。

お金のことははっきりしておく。

 

面倒です。怖いです。大変です。でも、

 

静かな祈りで送ってほしいのに、お盆といえば爆竹ですね!って

にぎやかにされるのが嫌なら、今のうちに伝えておかなくてはなりません。

お墓でロケット花火、大丈夫かな?と思うなら、

今のうちに聞いておかなくてはなりません。

 

親族が集まるこの季節。

近い将来起こりうる悪いイメージについて、いい話し合いができるように、

それぞれのご家族にあわせた方法を模索しているFPです。