ivyFPoffice’s diary

FPのひとりごと

介護とお金

古い友人と3年ぶりに食事に行きました。

40代後半の女3人。

女子会だぁ~!などと張り切っておしゃれなお店に出向いたものの、出てくる話題は、子供の教育費と親の介護。

団塊世代の親に育てられ、ミレニアムベイビーを産んだ、団塊ジュニア世代ですから、まぁ、仕方ありませんよね。

 

ところで、「介護サービス」とは要介護認定を受けた介護を必要とする人が利用できるサービスのことを言います。

サービスという言葉は公共事業という意味も持ちますが、介護保険料を払った上に、利用した際には費用を負担するものですから、サービスといえるのか、疑問が残ります。

しかも、現役時代に頑張って、老後も所得を得られるようにした人は、自己負担額が増えます!というのですから、おちおち介護状態になるわけにはいきませんね。

 

とはいえ、長生きをすれば、介護が必要になるリスクは高まります。

さらに、人生の三大資金といわれる、教育・住宅・老後のうち、唯一選択の余地がなく、ローンを組めないのが老後、つまり介護費用です。

ピンピンコロリの理想パターンに必要なのが老後資金。

悪いパターンの場合はさらに上乗せで介護費用。

 

準備は早めに始めないと。

団塊世代団塊ジュニアが支えても、私たちを支えてくれる人、いないかも!

友人とは笑って別れました。

40年後、50年後もこうやって笑っていたいものです。

そのために今やれることをやらなくては。

教育資金を優先しすぎて、結果、子供たちに迷惑を掛けたら、本末転倒ですもんね。

 

 

 

 

 

 

 

お盆といえば

8月15日です。

お盆ですね。

生まれも育ちも長崎の私にとって、お盆といえば爆竹&ロケット花火です。

送り盆の夕方になると、墓所のあちらこちらでヒュー、パン、バババン!!!

街中での精霊流しは、耳栓必須で、バババババン!!!!!!!!

 

ご先祖様のあの世への帰り道、音と火薬臭で魔除けをするー。

就職で長崎を離れるまで、全国行事だと思っていました。

他の地方の風習も調べてみたいものです。

 

さて、今年は久しぶりに親族と過ごされた方も多いのではないでしょうか?

子供の成長の早さに驚いたり、行きつけだったお店が閉店していたり、

少し老いた親の姿に不安になったり、でも、いつも通りで安心したり。

 

楽しい時間の中で、ちょっと考えてみましたか?

看護、介護、実家の相続、墓じまい。

近い将来発生するであろう問題は、希望的良いイメージにすり替えられて

「そのうち」「何とかなる」「縁起でもない」「大丈夫」

という言葉で封をされがちです。

悪いイメージはしたくない。

誰だってそうですよね。

 

これまで受けた相続や死後整理に関するご相談の半分は、発生後の相談でした。

FPは、士業ではないので、書類の作成等はできません。

FPには、相続発生後の問題を解決する術はありません。

せっかくご相談いただいたのに、お力になれないことばかり。

本当に悔しいばかりです。

 

今のうちに、話し合っておく。

想いを伝えておく。

お金のことははっきりしておく。

 

面倒です。怖いです。大変です。でも、

 

静かな祈りで送ってほしいのに、お盆といえば爆竹ですね!って

にぎやかにされるのが嫌なら、今のうちに伝えておかなくてはなりません。

お墓でロケット花火、大丈夫かな?と思うなら、

今のうちに聞いておかなくてはなりません。

 

親族が集まるこの季節。

近い将来起こりうる悪いイメージについて、いい話し合いができるように、

それぞれのご家族にあわせた方法を模索しているFPです。